ローカル5G電波について、遮蔽物となる壁などの影響を検討してみました。
回折を簡易シミュレーションで計算し各周波数で比較しました。

I considered the influence of the shield material for different frequencies with the simple simulation.



図1 100MHzの結果 (Result of 100MHz)
壁の裏側にも電波が浸透していくのがわかります。


図2 1000MHzの結果 (Result of 1,000MHz)
やや直進性があるものの壁の裏側にも電波が浸透していくのがわかります。


図3 2400MHzの結果 (Result of 2,400MHz)
WiFiの周波数。さらに直進性が高まるものの多少は回り込みがあります。


図4 4700MHzの結果 (Result of 4,700MHz)
ローカル5GSub6の周波数。回り込みが無くはないけど恐らく通信は難しい感じ。


図5 28000MHzの結果 (Result of 28,000MHz)
ローカル5Gミリ波の周波数。回り込みどころか飛ばないのがわかります。
ビームを絞ってコントロールしないと使えない。が、逆に制御はしやすいのかも


結論

直感的に2.4GHzのWiFiくらいまでがあまり考えなくても使える周波数に見える。
28GHzは逆に他に電波が飛ばないので与干渉の心配が低く、セキュリティ性も高くなるので工夫によっては使えるのかな?